生け花とフラワーアレンジメントの違いとは?初心者にもわかる生け花の魅力
- 前田希葉 (Kiha Maeda)

- 17 分前
- 読了時間: 3分
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この記事は、いけばなとフラワーアレンジメントに対する
筆者の感じ方や経験をもとに書いています。
さまざまな考え方がある中の一つとして、
気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
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お花をいける習い事を探していると、
「生け花」や「フラワーアレンジメント」という言葉をよく目にしますよね。
どちらも花を美しく扱う芸術ですが、実は考え方や表現の方向性には大きな違いがあります。
この記事では、これからお花を始めたい初心者の方に向けて、
生け花とフラワーアレンジメントの違い、そして生け花ならではの魅力をわかりやすくご紹介します。
① フラワーアレンジメントは「形の美」/生け花は「空間の美」
フラワーアレンジメントは、花をたっぷりと使い、色やボリュームのバランスを考えて華やかに仕上げるスタイルです。
「正面から見たときの完成度」や「形の美しさ」が重視され、ヨーロッパの文化を背景に発展してきました。

一方、生け花は“引き算の美学”。
空間や余白を大切にし、「花・枝・葉が持つ自然な姿」を活かすことを目的としています。
1本の枝の角度や空間の取り方ひとつで、作品の印象がまったく変わります。

つまり、
フラワーアレンジメント → ボリュームで魅せる「形の美」
生け花 → 余白で魅せる「空間の美」
という違いがあるのです。
② フラワーアレンジメントは「飾る」/生け花は「表現する」
フラワーアレンジメントは、お部屋やイベント会場を華やかに飾る「装飾の芸術」。
パーティーやギフト、季節のイベントなど、生活を彩る目的で作られることが多いです。
一方の生け花は、もっと内面の表現に近い芸術です。
花を通して「季節のうつろい」「自然との調和」「心の動き」を表現します。
同じ花材を使っても、いける人が違えばまったく違う作品になる。
それが生け花の深い魅力です。

③ フラワーアレンジメントは「完成形を作る」/生け花は「変化を楽しむ」
フラワーアレンジメントは、作った瞬間がいちばん美しいようにデザインされます。
対して生け花は、「時間とともに変化する美しさ」を楽しむ芸術。
蕾が開き、枝が少し動き、水が減っていく——
その変化を日々感じながら、少しずつ手直ししていく時間も生け花の楽しみのひとつです。
“いけたあとの時間”までを作品として楽しめるのが、生け花ならではの魅力です。

🌿おわりに:生け花で「自然とともに生きる時間」を
フラワーアレンジメントも生け花も、それぞれに美しさがあります。
ただ、生け花には「自然とともに生きる」という日本らしい感性が息づいています。
花を通して自分を見つめ、心を整える時間を持ちたい方には、
生け花がぴったりです。
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