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【素朴な疑問】生け花の独学ってどうなの?

執筆者の写真: 前田希葉 (Kiha Maeda)前田希葉 (Kiha Maeda)

更新日:1月29日

物価の高騰が続いていますが、お花の値段も例外ではありません。


多くの生け花教室でレッスン料金の見直しがあり、「生け花を習い始めたいけれども極力かかるお金を抑えたい」と思って独学を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。


港区白金台の草月流生け花教室・アトリエきはの生け花の独学に関するblog記事です

本も刊行されていますし、YouTube上に無料動画も多数投稿されていますので、独学を試みてもある程度知識を蓄えることは可能だと思いますが、私は生け花を独学で学ぶのは効果的ではないと思っています。


(花をちょっと飾りたいな、というだけだったら独学で構わないと思います。)


 

■効果的でない理由■


1. つまずいた時に自分だけで解決できないから


本やYouTubeで手にした情報を、知識や技術に昇華させて自分で使いこなすためには、学ぶプロセスでのつまずきを経験豊富な先生によるアドバイスで克服していくことが重要です。


生け花は学ぶ知識や技術が「日常の延長」ではなく特殊なものも含まれるので、独学でつまずいた場合、何につまずいたかもわからないまま「もういいや!」と挫折してしまう確率が格段に高くなります。


先生のもとであれば、つまずきやすいポイントにさしかかった時やいざ行き詰った時、直ぐにアドバイスを受けることができ、安心して学んでいくことができます。


生け花を学ぶお金のことを心配するのであれば、この「挫折しないこと」に初期からお金をかける方が、結果的にリーズナブルだと思います。


港区白金台の草月流生け花教室・アトリエきはの生け花の独学に関するblog記事です

2. 言葉にしづらいことを学ぶから


生け花において、細かなニュアンスの表現や、花をいける際の場に応じた気持ちや動作の整え方などを身に付けたいと思ったら、レッスンで先生の動作や在り方を観察し、それを真似ながら試行錯誤することが最も効果的です。


体で覚えるため時間がかかることもありますが、試行錯誤することで次第に感覚的に身についていく部分が増えるので、自分の中に確実に取り入れることができるようになります。


正しく試行錯誤するためには、ここでもやはり先生の存在が大切になってきます。


港区白金台の草月流生け花教室・アトリエきはの生け花の独学に関するblog記事です

 

生け花の独学には限界があって、先生についた方が効果的に学べることはわかったけど、


「令和の世に師弟関係!?」


「生け花の先生ってなんか恐そう」


とお思いの方もいるかもしれません。


私が知る限り、生け花の先生は恐いどころか面倒見のよい方が殆どですので、先生との関係を難しく考える必要はなく、先生には思いやりと感謝の気持ちをもって接しさえすれば大丈夫です。


一念発起して「生け花を学びたい!」と思っている方は是非、ご自分に合う先生探しからはじめてみてください。


私の教室でも随時体験レッスンを開催していますので、ご興味のある方は是非ご受講ください!


<大人向け>


<親子向け>


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