【素朴な疑問】生け花をするとなぜ心が”整う”のか?【マインドフルネス】
- 前田希葉 (Kiha Maeda)
- 3月23日
- 読了時間: 3分
更新日:4月13日
心と向き合うことで落ち着きをもたらすという点で、生け花はマインドフルネスと同じような効果があるとされています。
実際に、生徒の方からも「生け花をしていると、なんだか“整う”気がする」といった声をよく耳にします。

私自身、生け花が日常の中に当たり前のようにあるため、その効用に目を向ける機会はこれまであまりありませんでしたが、改めて生け花と向き合う中で、「生け花をするとなぜ心が“整う”のか」を考えてみました😊
<生け花をすると心が"整う"理由>
1. 集中と心の静けさ
生け花は、一つひとつの所作や花の配置に意識を向けながら進めるため、自然と集中状態に導かれます。
この集中の時間は、日々の忙しさやストレスから心を解放し、雑念や不安、過去や未来への思考から距離を取ることを可能にします。
そのため、生け花には心を静める力があると感じられるのです。
2. 自然とのつながり
花や植物に触れることで、私たちは自然とのつながりを実感できます。
自然には人の心を穏やかにし、癒す力が備わっています。
植物を手に取り、花を生けるという行為を通じて、その癒しのエネルギーを感じ取り、自然と心が整っていきます。
この「自然との一体感」は、深い心理的な安らぎをもたらしてくれるのです。
3. 創造性の発揮
生け花は創造的な自己表現の場でもあります。
自分の感性を生かして花を配置し、空間のバランスや色合いを考える過程は、心に自由さをもたらし、内面を表現する一つの手段となります。
創造的な活動は、心をリフレッシュさせ、ポジティブな感情を引き出す大きな助けとなります。
4. 美的体験
生け花を通して、美しい花に触れ、その美しさをじっくりと味わうことは、心に安らぎをもたらします。
美しいものを視覚的に楽しむことは、人間にとってリラックス効果があり、感情のバランスを保つ助けになります。
生け花を通して美と向き合う時間は、心を満たし、穏やかに整えてくれる貴重なひとときとなります。
5. リズムと習慣
生け花には、一定の「型」や「手順」があり、それに従って花を生けることが心を整える要素となります。
こうした秩序やリズムを大切にする行為は、心に安定感をもたらします。
決まった手順に沿って形を整えていく中で、無意識のうちに内面も整理され、穏やかな安心感が生まれます。
6. 達成感と満足感
生け花を完成させる体験そのものが達成感を生み出します。
花を生ける過程での成長や、作品が仕上がったときの満足感は、心に安定と充足をもたらします。
さらに、完成した作品の美しさを自らの目で味わうことで、心が満たされ、深い落ち着きと整いを感じることができます。
これらの生け花の心理的・生理的な要素が相まって、「心が整う=リラックスしたり、内面的なバランスが取れた状態になる」という感覚が生まれるのではないでしょうか。
生け花のこうした効能に興味を持った方は、ぜひ体験レッスンに参加して、教室の雰囲気やレッスン内容を実際に感じてみてください。
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